グリーンカード維持の条件
米国移民ビザ・グリーンカードを維持する為の要件・注意事項を解説します。
Overview:
米国移民ビザ グリーンカードを取得したということは米国内を生活の拠点とし、米国内に居住するということです。従って長期間米国外に出国した状態が続き、米国内に生活拠点があることを示すものが無いと、空港・国境移民局審査官からグリーンカードを剥奪されることがあります。
グリーカード保有者としての基本要件:
- 米国内に居住用住所を持つ (暫定的に友人 親戚宅を使用することは可。この場合、アドレスを "c/o" としない方が望ましい)。
- SSN (= Social security number) カードを携帯すること。
- 米国内に自分名義の銀行口座を持つ。
- 米国内の銀行・金融機関発行のクレジットカードを持ち、使用履歴があること。
- 米国の有効な運転免許証を所持すること。
- 米国内で登録された車を持つ (車を使わない方は不要)。
- 毎年、税務申告 Tax return を行う。
- 6ヶ月以上の長期間、米国を出国する場合は "Re-entry permit" を事前に取得すること: Re-entry permit (再入国許可) 解説
- グリーンカード有効期間を確認、失効前に更新手続きを行う: グリーンカードの有効期限は 10年です。
注意事項:
"Re-entry permit" を取得せず、米国外に滞在してしまった場合でも、"非移民ビザ" で米国入国をしてはならない。
その他 関連用語:
Advance parole (事前入出国許可) :
非移民ビザで米国に居住している方が「移民への資格、ステータス変更」を行い、米国内で面接の待機している期間中に特別な事情で一旦米国から出国する必要がある場合、事前に「出国許可」を取得するもので業務上、家族の事情による理由であれば通常、認められます。Advance
parole を取得せずに米国から出国した場合、移民へのステータス変更申請を放棄したものと見なされます。但し米国外の米国大使館 領事館で面接を受ける場合は
Advance parole を申請する必要はありません。